仕事の合間をぬって、病後療養中の姉を誘い、ひたち海浜公園にお花を見に行きました。ネモフィラの丘は最後の見頃をむかえ、訪る人を圧倒します。また、チューリップも本当にきれいです。様々な種類があるので驚きました。これほどのバリエーションがあるとは知りませんでしたし、一度に見学できる機会も初めてです。さすが、国営公園。世界的に有名なんですね。(M)
川口市芝のある長徳寺に行きました。格式のある禅寺です。あたりは自然保存林にも指定され、緑が満載、木々や草花、蝶などの自然に包まれています。
長徳寺は1364年、臨済宗建長寺派の寺として建立されました。例の鎌倉の建長寺と大変関係の深い、由緒ある寺です。
徳川の世になっても栄え、特に、徳の高い住職、龍派禅珠(りゅうはぜんしゅ)の時に栄えました。彼の弟子で芝村の代官だったのが熊沢忠勝です。実は、彼の娘さんは隠れキリシタンとして処刑されようとしました。それを、幕府の高官とも交渉し、何とか許してもらうよう手配したのが龍派禅珠でした。
境内の阿弥陀如来座像(非公開)の胎内に、マリア観音と十字架が隠されてあったのが発見されたというのは有名な話です。
この季節は、青もみじが大変きれいでした。
昨日は川口市立仲町中学校の離任式に参加しました。
「今まで、こんななに生徒さん一人一人の顔を見つめ続けたことはありません。
皆さんともっと話をしていれば良かった、触れあっていればよかったという後悔の念。そして、この繋がりは決して終わりではないという思い。いつまでも見守っています。」
「私は、ただのおじさんになりました。肩書きも何もありません。でも、進化を続けたいです。皆さんも、これでよしと思わず、自分を伸ばしていって下さい。いつまでも応援しています。」
このような温かい会を設けてくださった生徒の皆さん、職員の皆様に感謝申し上げます。
仲町中は次のような点で奇跡の学校です。
こんな学校で最後を終われて幸せです。ご発展を祈念します。
川口市石神の交差点付近に、吉野家があるのをご存じでしょうか。
そのあたりに戦前、駅がありました。蓮田~岩槻~大門~神根を結ぶ「武州鉄道」の南端の神根駅です。
神根駅は、昭和12年(1937年)に延長され開業しました。鉄道会社は客を呼び込もうと、写真のような広告を配り、乗客を呼び込もうとしました。石神の女郎仏、五重塔のある西福寺、そして安行の植木などの川口北部の名所をPRしました。
計画では鳩ヶ谷を通り、川口駅(後には蕨駅)とつながるはずでした。しかし、深刻な経営不振と日中戦争の勃発により、昭和13年(1938年)に廃業となってしまいました。
もし、東北本線とつながっていたらと惜しまれます。
おりしも地下鉄南北線と埼玉高速鉄道が浦和美園まで開通しましたが、このような構想は以前からあったことになります。(2001年)
*写真は川口市立戸塚図書館のまとめた「戸塚ってどんなところ」から転用させていただきました。(T)
今日は好天に恵まれましたので、軽登山をしてきました。富士山が見られて良かったです。
行きの登山道は、あまり人が通らないルートを選びました。誰とも会わず貸し切り状態。何という贅沢なことでしょう。鳥のさえずり、木々のせせらぎ、明るい稜線など変化に富んだコースを味わいました。途中、道の真ん中で、羽根を広げてくつろぐルリタテハにはびっくり。ヒトリシズカはなんて気品があるのでしょう。
山頂付近では、センボンヤリに出会いました。春と秋、二度花が咲くのですが、花の様子や葉の様子がまったく異なるそうです。
ただ登るのではなく、勝手に歩みをとめて、植物や生物を鑑賞するのは、やはり一人に限ります。(T)
「薩摩藩や長州藩って聞いたことかあるよね。」「じゃあ、この川口は何藩だったと思う?」
小中学生は皆黙り込んでしまうでしょう。実は何藩でもないのです。幕府の直轄地(幕領、天領)だったんです。
そして、その天領には代官がいる。関東の多くの代官の大もとじめ(関東郡代という)を務めていたのが「伊那氏」です。その伊奈氏が住んでいたのが、この川口市赤山なんです。伊奈氏は赤山に立派な屋敷を構えていました(赤山陣屋)。現在では掘りなどが一部復元され、整備。保存されています。
伊那氏の民衆からの評判は良かったのではないでしょうか。このへんでは百姓一揆とか聞きませんよね。実は伊那氏は12代にわたり、様々な功績があります。
詳しいことは、また、別のコーナーで紹介させていただきます。
今朝は、天気もよく、散歩日和です。ホトトギスがあちらこちらで鳴き、川口にもまだまだ自然が残されているなあと感じました。
熊本大地震で被害にあわれている方々のことを思うと大変胸がいたみます。なおも収束が見えない不安感におびえていらっしゃる方々の気持ちをお察し申し上げます。
材料となる革の買い付けには、一人で浅草橋や荻窪などに出かけます。何軒も回ります。大勢の生徒さんの材料ですので、できるだけ安く、豊富に材料を用意したいからです。(m)