4月19日(火)赤山陣屋跡

「薩摩藩や長州藩って聞いたことかあるよね。」「じゃあ、この川口は何藩だったと思う?」

小中学生は皆黙り込んでしまうでしょう。実は何藩でもないのです。幕府の直轄地(幕領、天領)だったんです。

そして、その天領には代官がいる。関東の多くの代官の大もとじめ(関東郡代という)を務めていたのが「伊那氏」です。その伊奈氏が住んでいたのが、この川口市赤山なんです。伊奈氏は赤山に立派な屋敷を構えていました(赤山陣屋)。現在では掘りなどが一部復元され、整備。保存されています。

伊那氏の民衆からの評判は良かったのではないでしょうか。このへんでは百姓一揆とか聞きませんよね。実は伊那氏は12代にわたり、様々な功績があります。

  1. 江戸湾に流れていた利根川を、大工事をし、銚子の方面に流し、江戸の市民を洪水から守った。
  2. 洪水の絶えない荒川の流れを変え、今のような流れにした。このことにより、関東一円の新田開発が進み、経済が発展した。
  3. 1707年の富士山の噴火の時は、被害にあった農民に対し、幕府の反対を押し切って、大量の米を支援物資として送った。
  4. 天明のききんと相次ぐ打ちこわしの時には、諸国に救援物資として米を支援して欲しいと頼んだ。伊奈の殿様のいうことではそうしようということで、沢山の米が集まり、江戸市民の命を救った。など

詳しいことは、また、別のコーナーで紹介させていただきます。

今朝は、天気もよく、散歩日和です。ホトトギスがあちらこちらで鳴き、川口にもまだまだ自然が残されているなあと感じました。
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