今回はバルト三国を訪れました。ツアー旅行ですが、さすがにこの方面は旅慣れ方が多かったです。他のお客さんとの会話がはずみ、とても親密な関係になれたのが良かったです。また、添乗員さんがとても素敵な方で、大変よくしてくださったことが嬉しかったです。
集合は何と、ドバイ空港。こちらで乗り換え、飛行機は一路ポーランドへ。ゆっくり休む暇も無く、キューリー夫人博物館、ポーランド旧王宮などを見学です。
翌日はリトアニアへ。杉浦千畝氏の旧日本領事館を見学しました。当時領事を務めていた彼は、ナチス・ドイツによる迫害のためポーランドなどから逃れてきたユダヤ系難民たちに心痛めます。1940年7月から8月にかけて、外務省からの命令に反して、大量のビザを発給し、およそ6,000人にのぼる避難民を救ったのです。彼の勇気ある行動を思いながらの見学でした。
この旅の最も良かった場所は、ラトビアの首都リーガ(リガ)の街並みです。全体が世界遺産となっており、中世の街並みがそのまま残っているといった感じです。しかも観光客はほとんどいないので、静かな中に歴史的な趣をいっそう感じることができました。リガ大聖堂、市庁舎広場、聖ペテロ教会などどこも良かったです。
エストニアではタリン城壁からながめる街並みがとても美しかったのが印象的でした。
そして、旅のクライマックスはバルト海クルーズです。豪華客船に乗り、ストックホルムまでゆったりと時間をかけての船旅。個室も充実しており、ゴージャスな気分を存分に味わえました。
バルト三国は、今はEUに加盟し、NATOにも加盟しています。ですからユーロが使われています。ロシア(ソ連)などの大国との軋轢に苦しんできたこと、民族としての誇りを持っていることなどを感じることができました。
(maruta)






